神秘のゲマトリア姓名音数占い―古代ヘブライ文字による究極の「新」数秘術斎藤 悠貴
明窓出版 刊
発売日 2002-12
内容の濃い良書 2005-03-24
基本は、50音全てに数字が当てられており、自分の姓名に該当する数字を足した合計数で性格・相性診断をするものです。
その合計数をちょっといじると、生まれもった性格に加えて、それに伴う使命もわかります。相性も調べることができますし、色々な側面から詳細に性格診断できるので、自分に足りないものもわかります。
姓名は、誕生日と比べて知るのが容易なので、家族や職場の人、友人についても調べて占うことができます。
合計数は2桁や3桁の数字ひとつ(私の場合は550でした)なのですが、これを色々いじってこねくりまわし、いろんな意味を引き出していくという手法は、とても面白いと思います。
更に、誕生日の数字を足していき、最後に残った数字で性格を占う方法にも触れています。これは結構メジャーかもしれませんね。
どちらにも共通しますが、占いの結果に関しては、「あなたはこんな性格です」という説明じゃなく、「○○力」「○○的」「○○性」など、性格を構成するいくつかの要素が単語で並んでいるだけなので、解釈は自身でしなければなりません。また、計算が多少複雑で、中学生程度の算数学力は必要かも。なので、初心者にはあまり向かないかもしれません。
逆に、初心者じゃなく、ある程度色々見ている人にはおすすめです。コラムでは有名人を例に挙げた占い、タロットとカバラ、ヘブライレターとタロットなど・・・話題が多岐にわたり、飽きません。
本の構成はまとまりがなく、とっつきにくいのですが、情報量はかなりのものです。
値段とサイズからすれば、大満足の良書でした。
「秘法カバラ数秘術/斉藤啓一 著/学研」も、補完の意味で合わせて持っておくといいでしょう。こちらは、計算は比較的単純ですが、結果説明が詳細です。計算方法や内容が違う部分もありますが、共通している部分もかなりあります。
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